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「木曽八景 第五回 風越晴嵐」 
■「晴嵐(せいらん)」とは、本来は晴れた日に山に立ち上ってくる霞のことらしい。
また、一説には晴れた日に山を吹き越していく風が、草木を揺らしてそれが青い嵐のように見える様子ともいわれている。


木曽の風越山(かざこしやま)は、木曽駒ヶ岳のふもとにあって、木曽馬の牧草地としての役目があったという。風越山はその名前の通り風の通り抜ける場所だった。一面の草原を海原と見紛うほどに風が揺らしていったことだろう。


風越山に朝の光が差してきて、夜を取り残したような雲もしだいに晴れていく…そんな光景を歳三は目にしたのだろうか、それとも自分の中だけの風景として思い浮かべたのだろうか。


浪士隊の移動は、険しい山道であっても一日に40キロメートル前後とかなり強行軍であった。
木曽路で宿をとったのは奈良井と須原の二ヶ所だけである。
この旅の途上で、歳三が実際に木曽八景を目にすることがあったかどうかは、正直微妙なところだろう。


それでも俳句や和歌をたしなむ者としては、「木曽八景」を詠まずしてどうするのだ、といった気持だったのだろうか。いちずで負けず嫌いな歳三の一面が、こういうところにも出るのかもしれない。


(2006 4/20)
あけわたる ひかりもみえて かざこしの たかねはれゆく よるのうきぐも
明わた流ひかりもみえ亭風越の高根はれ遊くよるのうき久毛
風越晴嵐
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