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「豊玉発句集」  WhiteWind歴史館
裏表なきは君子の扇かな
第四十回
うらおもて なきはくんしの おうぎかな

表裏の無いことは、まさに君子の扇といえるね



中国の古典「大学」の中に「君子はひとりをつつしむ」とある。
君子(人格的にも学識的にも優れた人物のこと)は、たとえ他人が見ていないところであっても、行いを慎んでいるというものだ。

そんな君子の「裏表のない人格」を「扇」になぞらえて詠んだ俳句だろう。

歳三は自分自身に対して「裏表のない君子たるべきこと」を課していた。農家に生まれ、本来ならば望んでも得られなかった武士の身分にふさわしい自分であろうと常に心に刻んでいたのだろう。

いわゆる「旗本八万騎」とよばれた徳川幕府直参の武士たちは、幕末の動乱期にあってほとんど使い物にならなかった。
平和ぼけした「本当の」武士たちよりも、歳三たちの方が余程「本物の」武士としての覚悟も能力も備わっていたのだ。

(2006 3.31)

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