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「豊玉発句集」  WhiteWind歴史館
咲きぶりに寒げは見えず梅の花
第三十八回
さきぶりに さむげはみえず うめのはな

梅の咲いている様子が寒そうには見えない



確かに草木というのは、暑くても寒くてもじっとその場を動けずに入るのだから、暑かろうな、寒かろうなと思いたくなる。

春まだ浅く、人間の歳三にしてみたら、そこにそうして立っていろ、と言われたら寒くてかなわないなあ、とふと考えたのだ。

身を切られるような冷えた空気の中に、凛として佇んでいる梅なのに、少しも寒さを感じていないような「咲きぶり」だと感心している。

春のともし火のようにぽつりぽつりと開いた花に、心を重ねようと試みていた歳三の姿に、温かな懐かしさを憶える。

(2006 3.30)

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