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「豊玉発句集」  WhiteWind歴史館
露のふるさきにのぼるや稲の花
第二十七回
つゆのふるさきに のぼるや いねのはな

稲の花が露の降る穂先を登るように咲く



立春から数えて二百十日目とか二百二十日目は、昔から台風の被害のおきやすい時期で農家では「厄日」として警戒した。
まさに稲の花の咲く時季だからである。風に吹きあらされては元も子もない。

農家の出身の歳三もまた、稲の成育には無関心ではいられなかったようだ。

「穂先に露が降るのを見ている間にも、その穂先が伸びて稲の花が咲きだした」様子を観察しているのだ。

稲の花の命は朝のうちのほんの2〜3時間と聞く。
しかしその花が咲かねば決して実ることはない。

歳三もまた、武士として短く咲く花になることを選んだのかもしれない。

瑞穂の国のために。

(2006 3.25)

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