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「豊玉発句集」  WhiteWind歴史館
来た人にもらひあくびや春の雨
第十一回
きたひとに もらいあくびや はるのあめ

客人から
あくびをうつされた
春の雨




あくびは他人からうつるものだ。
客人があくびをしたら、その場にいた歳三たちにも伝染してしまったらしい。

「もらい泣き」なら聞いたことはあるが、「もらひあくび」という表現がとても可笑しい。

争い事や心配事が何ひとつない、のどかな春の一日のふとした瞬間を、歳三は茶目っ気を含ませて書き残している。

のちに会津、箱館としだいに時代に追い詰められていった頃の歳三にも、「もらひあくび」などする時があっただろうか。
ひょっとしたらその頃の歳三でも、俳句に限ってはかなり呑気な言葉をつづっていたのかもしれない…などと想像してしまう。

(2006 3.12)

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