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「豊玉発句集」  WhiteWind歴史館
春の夜はむつかしからぬ噺しかな
第八回
はるのよは むつかしからぬ はなしかな

春の夜だから
難しくない おしゃべりをするのだ



むつかしからぬ噺し(はなし)というのは、他愛の無いおしゃべりのことだろう。
普段は天下国家を論じ合い、尊皇攘夷等等難しい話をすることも多かったかもしれない。

しかし気だるい春の夜に、昔の恋の失敗談とか、理想の女性のタイプとか、そんな話をして過ごすこともあっただろう。

ちょうど源氏物語にある「雨夜の品定め」の向こうを張って「春夜の品定め」でもやっていたのかもしれない。

若い頃から「その手の武勇伝」にも事欠かない「イケメン」の歳三。後に京都にあっても非常にもてていたことは、歳三自らが郷里に自慢げに送った女性たちからのラブレターの山でも証明されている。

けれども歳三は生涯独身を通し、誠の武士らしく生きようとする自らの人生を恋によって曲げることはついになかった。

(2006.3.6)


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