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「木曽八景 第一回 徳音晩鐘」 


■徳音寺は、仁安3年(1168)に源義仲が、母小枝御前を弔うために建立した一族の菩提寺である。

境内左手には義仲の木像を納めた霊屋があり、その横は、義仲の墓を中心に右に小枝御前、左に巴御前の墓碑が並んでいる。

この寺の暮れ六つの鐘の音が、山村に響き渡る様が荘厳であるという。

徳音寺の鐘の音が、寺の中と外も関係なく、遠いふもとまで響いて夕暮れを告げているのだ。

この歌の元になったと思える歌が、歳三の時代よりもややさかのぼった文政年間(1820ごろ)に活躍した木曽代官山村家のおかかえ絵師の池井祐川父子の版画に添えられている。

  遠近ハ聞も さためぬ山風の
     さそふままなる 入相のかね

晩鐘が山風の吹くにまかせるように、遠くにも近くにも響いている。行方を定めることなく漂う鐘の音は、同じように先の見えない時代を暗示するかのように聞こえただろうか。

新選組の最期を知っている我々には、非業の最期をとげた木曽義仲の伝説とあいまって、夕暮れ時の物悲しさにとどまらない、切なさが感じられる。

(2006 4/15)

                             いりあいのかね
山寺は外ともわかず程遠きふもとに響く入り相の鐘
徳音晩鐘
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