「豊玉発句集」  WhiteWind歴史館
春の草五色までは覚えけり
第二十二回
はるのくさ いついろまでは おぼえけり

春の草を 五種類くらいまでは覚えたよ



歳三の好きな花は圧倒的に「梅」

「白」に憧れ、白い梅や牡丹を愛でていた歳三が、春の訪れに心はずんでいたのか、春の野を彩る素朴な草花たちにも「豊玉のまなざし」を向けようとしていたのだろう。

草花の形は良く似ていて、なかなか区別がつかないものもある。
何を調べて覚えたのか、誰にどのようにして教えてもらったのかは判らないが、五つくらいはなんとかわかるようになったよ、というのである。

いかにも研究熱心な歳三らしい。

その後は、いくつまで草花の名前を覚えたのだろう。
上洛してからは別の色を数えるのに忙しかったのかもしれないが(笑)


(2006 3.21)

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